80～90年代を代表するローグライク『ネットハック』のリマスター。ローグライクと言ってもSteamで売られている見下ろし視点のアクションとかデッキ構築じゃなくて、本物のローグライクです。ダンジョンの店、モンスター根絶やし、呪い・祝福など、後の国産ゲームに輸入されたシステムはだいたいこれが元ネタだったりする。

モンスター合成ダンジョンクロウル。体力を削った敵モンスターを仲間に引き入れ、合成して味方パーティーを強化していく。手に入るモンスターやアイテムが有限なので計画的に使い捨てていくゲーム性はなかなか面白い。海外で高い人気を誇るローグライク、ダンジョンクロウルストーンスープ（石鍋）のタイルを採用し、モンスター名もほぼ引き継いでいるのも注目。

コインプッシャ―とオートバトルRPGの合体。実際にやってみると良くも悪くもRPG要素のほうが重要。潜在能力の高いキャラを雇って、良い装備を拾って、ディフェンスの数値を上げたり回復役を連れていくと高速モードで放置しても長く稼いでくれる。ボス戦はちゃんと狙ってコインを落とした方がいいです。

3x3マスの陣地にカードを配置して敵の軍勢と戦うオートバトラー。建物カードのとなりにユニットを配置するとヘルスやダメージが上昇するので、限られたマスにうまくカードを配っていく。問題はこれらのバフが再現なくスタックすることで、ゲームに勝利したあとも実験的にプレイし続けると数千万ダメージを叩き出す壊れユニットが出来たりする。通常の歩兵だけでなくタワー特化やダメージ反射型など、いろいろ試せるのは楽しい。

サバイバルクラフト、ステルス、基地建設などあらゆる要素を盛り込んだ意欲作。コロニーシムをやっていると思ったら、次の日にはカルティストと殴り合うアクションが始まる欲張りなゲーム。その反面、ひとつひとつの要素はだいぶ雑で戦闘はとくに酷い。何もかも無茶苦茶なんだけど、この値段を許せるならカオスな終末世界RPGとして楽しめるかもしれない。

「キャラクターごとに固有の武器を成長させる」という仕組み上、トレジャーハント要素は期待できないです。パッシブツリーもスキルカスタマイズも同じリソースを使うし、敵を倒し続ければ自動的に強くなる成長システムはあまりやる気が起きない。誰がやっても時間さえかければ強くなれると考えると、ほかにやるべきゲームがあるだろうと思えてくる。

難しすぎない中世の鍛冶屋経営シミュレータ。自分で職人を操作するミニゲームもありますが、基本は生産チェーンと従業員を配置して彼らが深夜まで働くのを眺めるゲームです。森、鉱山をアンロックしたあとは材料から生産することになるのでやることは増えていく。観葉植物やカーペットもただの飾りではなく、とあるアップグレードを取得したあとにちゃんと意味があります。効率よく稼ぎたいなら店内はちゃんと設計しましょう。

クトゥルフ神話の設定で遊ぶV Risingです。一応ランダムマップということになっていますが、作りこまれた美しい固定マップのV Risingと比べると、単純なローグライクみたいな構造で探索があまり楽しくないです。クラフトは慣れるまで大変。インベントリは複雑すぎ。ただし狂気度システムは面白くなりそう。ほぼペナルティなしで復活できるけど、狂気度があるおかげでうかつに死ねない。まだEAなので今後に期待。

すべての敵には行動パターンがある、ファストペースなパズル型ローグライク。死ぬと爆発、弾を発射する、斜め方向にも攻撃できるなど、くせの強いモンスターたちの１手先を読んで動き続ける戦略性があります。テンポよく連続で敵をさばいていけると超楽しいが１ターンのミスが死につながる。ランダムなアイテムの組み合わせによるビルド、歯ごたえのあるボス戦など、このジャンルで定番の要素はしっかりおさえてある。

S.T.A.L.K.E.R.のような荒廃した隔離ゾーンをぼろい車に乗って探索するゴミ拾いゲー。最近のアップデートでエンドレスモードが追加されました。本気で殺しに来ないけどとにかく邪魔なアノマリー、車で移動＞徒歩で素材集めのテンポの悪さなど、ストレスがたまりそうな要素もなくはない。日本語訳は高品質（ただ運転しながら字幕についていくのは大変）。銃を撃つゲームが好きではない人には向いているかも。