舞台は『女王』が支配する世界で、命令に従うまま実行する。その内容は、あまりに無残なことを行い女王に捧げること。モノクロ映像の中で繰り広げられる、残酷描写が少々強めのウォーキングシミュレーター。迷路や幻想的な空間の中、一定の法則を見つけ出せば到達する、一種の謎解きを続けながら進む。一度クリアすると演出が異なる2周目に突入するが、解法を見つけられないと延々さ迷いプレイ時間も極端に伸びて気力負けする。

京都の祇園をモチーフにした下町が舞台の、ホラー要素を含む異変探しゲーム。神社の鳥居から続く道を歩いて別の鳥居に到達、その間に異変があれば賽銭を入れる。夕焼けに染まる五重塔と突如現れる和服姿の少女など、全編に見せる和の要素。舞台は家屋から空まで観測範囲が広いが、難しければ3種類の難易度で調整可。特定の異変によってイベントが起きたり他の異変を呼び起こすので、それを探すのが面白い。

【無料】「色」と「武器の使い分け」を駆使して敵を破壊する全方位STG。マウスとキーボード操作で、赤色の敵にショット、青色を近接攻撃、黄色をシールドと色に対応した武器を使い分けながら、敵の殲滅、時間制限内、陣地防衛など各ステージに設けられたミッションをクリアしていく。更にダッシュ、マシンガン、貫通弾など各種スキルも備わって使い分ける場面も…分かるかい。と、次々と増える複雑な操作を使いこなせるか。

モノクロの映像で描かれた人間達がうごめく、軽いパズル要素を持ったインタラクティブムービー。小さな場面が立て続けに流れるが、人に近づけばみんな逃げていく、人の波に逆らって歩き続けるなど「孤独」を感じる。勝敗など無い、誰でも最後はそうなる、それがテーマ。操作は前後左右の移動だけで文字の説明は無い、各場面で何をするべきか直感的に分かる、クリアまで30分程度など、明快で遊びやすい。

通路の中で「異変」があれば戻れ、無ければ進め、10回連続で正解すれば脱出できるという、今やジャンルになった「異変探しゲーム」のスタイルを引き継いでいる。廊下には暗くてよく見えない場所がある、そこに懐中電灯で照らして探すと異変を見つけられる。逆に消さないと見えない異変もあるなど「光と闇」を使った異変探しが特徴。個人的な感想として、そこを徹底的に追求してくれたら独自のスタイルになったと思う。

ハンバーガー店を経営する男は、街で人気の店にレシピを盗むため入店すると、そこには組織の巨大な地下施設があった。などとトンデモ設定と全編にわたってハンバーガーの具材と映画『スターウォーズ』のパロディが登場する3Dアクション。伝説の武器「ポテトセイバー」で戦う技とタイミング重視のアクション、物体を動かす能力「モース」を使う謎解きとパズルで数々の難関を突破。最後には壮大なスケールの結末が待っている。

独特の世界と見せ方の作品を作り続けるデベロッパー「Lu」氏の新作は、今までのADVとは全く異なるRPGだった。荒廃した世界の中で地下に潜り、サイコロを使った戦闘システムでモンスター達と戦いを繰り広げる。戦い続けて成長していけばクリアに近づく…とは限らない。クリアの条件は、キャラ達の会話や実績解除の条件を掴めば見えてくるだろう。この辺が氏の「独特の世界と見せ方」だ。